ぐるぐるゼロ縁市

イベント

0円マーケット開催3回目!

今回は、浴衣や着物からリメイクで割烹着を作るWSを同時開催。

浴衣はリメイクしたい浴衣を持っている方には持ってきてもらいましたが、
ここにおいてある浴衣からも選んでもらって使って頂きました!
こうやって目の前でぐるぐるしていく事は、とても嬉しいです。

そして、今回開催していて嬉しかったことのひとつ

前回立ち寄った商店街内にある布団屋さんのご主人が、
どんなんやってるか~と立ち寄ってくれました。

そして、少しでも何か協力できればと、
もうご自身ては使わなくなったというお着物やその他、かわいいレトロな食器など。
また、昔この商店街の各店舗前においてあったという灯篭?を持ってきてくれました。
(これは、キレイにして復活してみようと思っています!)

キレイにしまわれていたのが伺われる着物たち。
大正お琴など・・・・


もう捨てるつもりだったから、使ってもらえるほうが
ありがたいよといってくれましたが
それでもこうやって思いを馳せてくれたのがとても嬉しかったのです。

預かってきたお琴やお着物。
持ち帰ると、さっそく、かわいいーーーー!と新しい持ち主の元へと旅立っていきました。

”物”ではある。
もう”使われなくなった”物ではあるけれど
まだまだ現役な物達もいます。
手直しすれば復活する物もあります。
やはりその裏には色んな経緯があってその場に存在していたわけですし、
私にはずっと出番を待ってそれが、時を超え新しい道を歩き始める様子に思えてならないわけです。

そして、それを快く旅立たせてくれる心がとても嬉しくなりました。


そして、もうひとつ嬉しかった事に、昔のお話を聞かせて頂けるという経験があります。
今回、お家にお伺いするときにある一つの冊子を手渡してくれました。

話をきくと、昔八百屋さんであったこの建物の持ち主さんは
八百屋の傍ら”詩”を書く人だったそう。

その方が書いた”詩”にご近所さんの一人が”曲”を作曲をし、
周辺の方々が”歌”を歌ったというのです。

それをまとめた物が冊子となっていました。

曲をつけた人が、またこの先にある元電気屋さんの方だから、
話を聞きにいったらいいよ。
もしかしたらレコードが残っているかもしれないから、
それをまたあの八百屋さんでかけてあげたら
きっと家も喜ぶよ。と教えて頂き、その冊子をくれました。


なんて粋で、本当に”楽しむ”をしていたんだろうか。と
その冊子を手にワクワクしてしまいました。

今後、実際にあの場でその”音楽”が流れるように動いてみたいとおもっております。


今回お子さんを連れて参加してくれた方がいたこともあり、
1日中とても賑やかで和やかな空気感が、流れておりました。


このゼロ円市
たしかに”もったいない”という事から始まっているのですが

それ以上の思いが私にはあります。

先ほども書きましたが
”物”ではあるけれども
それぞれに何かしらのストーリーがあると思っています。

長年しまい込まれていたものも”何か”の理由があってそのお家にやってきたわけです。

そして、そこでの暮らしの一部として使われたものもあるし
一度も使われずにずっと出番を待っていたものもあると思います。

それでも、やっぱり私達人間と同じように空気に触れ、光を浴び
新しい用途としてでも”使われて”こそ物としても命が動きだすと思うのです。

今回こういう事をしてみたいと思った一つに私自身の実家の整理があります。

2年前、私の家が区画整理に伴い解体作業がありました。
その際に”物”の殆どを譲りました。
家の前に、譲りますコーナーを作りそこに沢山並べていきました。

まぁ確かに”処分”と捉えたらそうなのですが、
大事には思うけど、使わずにあったものや
まだまだ使えるけどさすがに、数が多すぎるものなど。

そうすると、目の前であぁ~これ素敵!ともらっていってくれる人と
話したりすると
なんだか分かんないけど、めちゃ嬉しいわけです。

たぶんこのままうちにあっても、また使わずにいたものが
これ欲しかったんです!!!という方と出会って旅立っていくその様子が
なんだかとても嬉しかったのです。

えっこれそんなに喜んでくれるの!
むしろありがとう!という感じ。


だから、今はこちらで一旦預かったものを、この場を介してお譲りしていますが
そんな風に物を介した
”嬉しい”の交差点みたいになったらいいなぁ~と思うのです。

捨てる予定だったからといえども
やはりそこにはストーリーがあると思います。

自分はもういらなくても
誰かにとっては出会いたかった宝物になるかしれません。

もしくは、暮らしを彩ったり助ける一役を担うかもしれない。


ここに置く際の物は、殆どのものが真っ黒な埃をかぶった状態でやってきます。
当たり前の事ですが”磨く”と、見違えるのです。

磨かずに置いておくと、誰も手をつけてくれないのですが
磨くといきなり愛らしい物に変わるのです。

今日は、WSにお母さんが参加中に子供たちが一緒に”物”を磨いてくれました。
一緒に磨いた古いちょっと手を加えないとボロボロな木のかわいい椅子。
埃まみれでしたが、その女の子は一生懸命ふいてくれました。

そして、女の子は、その椅子が欲しいと持って帰ってくれました。

もうひとつキレイな状態のがあったけど、そっちでなくて
”これ”が欲しいと。

その気持ちを汲んで、そうしようねと持って帰ってくれたご両親。

今後、新しい暮らしの一部になってくれたら
なんか嬉しいなと思います。


そんなゼロ円市。

不定期ではありますが、なるべく開催していきたいと思っています。

そして、
開催中のこの物件は絶賛売り出し中でございまして
今新しい家主さんを探しております。

人や空気のエネルギーが入ると、家も喜んでいる様に感じます。
物件に関して、ぜひご興味ある方は、長南町役場空き家担当さんまでご連絡を。



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