先月に古民家のお掃除のお仕事をさせて頂いた。
今まで、数件片付けの現場にたちあっているのだが
毎回、片付けを進めるにあたり
どんどん捨てなくてはいけない現実を目の当たりにしている
その現実が本当に、なんとも言えぬ気持ちにさせていた。
現代の暮らしではもう使われなくなった古いもの達も沢山ある。
特に食器なんかは、どの家も本当にすごい量がでてくる。
当時何度も縫って使っていたと思われる古くなった布や着物なども。
物を”大事”にしていたんだと伝わる様々な形跡を残し
そこにある沢山の暮らしの物達もある。
それらを
燃える、燃えないという分類だけでゴミに流していかなくてはいけない現実。
だけど、一個一個向き合いすぎると、進まない片付け。
有難い事に、このお片付け。
ウルトラ古民家防衛軍の方々、
古民家の建築や物について深い愛のある方々と共に作業をさせて頂いているので
毎回、どうにかしたい！という思いを共に共有しながら
進めているところが
一般の”片付け”業者とは全くちがう
めちゃくちゃ愛ある片付けの時間なのです。
だが、進めなくてはいけないという事実は変わらないし、
相当な量のものを今まで捨ててきました。
でもそんな中でできる事ないかなぁ・・・・
ということで、今回は
片付けをしている間、欲しいものがあれば無料でお譲りします。
という声掛けをしてみるという試みをとってみましょう！という事になった。
思いのほか色んな方が来られ、結構色んな物が旅立っていった！
おぉ！これはなんだか心が喜んでいるな！と思い
あとちょっと残っているのは
もう、今回はしょうがないなぁ・・・と思っていた片付け間際で
まだ開けていなかった扉を発見してしまった。
開けると・・・・・・・・
物がわんさか出てきた。
まだ一度も使われたことのないレトロなポッドや食器や鍋。
うわぁ・・・・・・
どうしよこれ。
まだこんなにある。
やっぱり
これは
何か次のネクストムーブメントを起こすサインだ！ということで
話が一気に進み。
商店街の一角の現在売りにでてはいるが、購入者の現れていない物件を活用して
０円マーケットをお試しでやってみよう！という事になった。
ということで、今日はその店舗のお掃除。
まだ畳の敷かれていない部屋に畳を運んだり、拭き掃除をしたりという事をする日となった。
場が開かれるというのは
本当に面白いもので、
たったこの一日この店舗の扉が開いただけで、
この場に興味をもった方が、立ち寄られた。
なぜか、その日にタイミングが合い、集まって共に掃除を始めた人々。
ここで0円マーケットに付随してどんな事ができるかなぁと話し合ったりもした。
なんだろう。
毎日色んな事が忙しい笑
この町は
本当に
面白い。
そこに心を持ち寄って集まる人がいる事も
なんだか
私は
面白いなぁ～と
いつも思うのです。
という事で
近々０円マーケットを始めます。
ぶつぶつ交換のように、物をもってきてもらっても大丈夫な様な仕組みも上手く作れたらなとおもっています。
物の循環が確かに目的ではあるんだけど、
こういう事によって新たな人との出逢いやコミュニケーションが生まれることも期待しています。
年齢問わず関わる場の様なものが生まれていく事を願っています。
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