古布や刺し子に心は釘付け

手作り

古いおうちのお片づけの際に出てきた、
沢山の古布のはぎれや、それをつぎはぎしてあるもの、野良着などの存在を知りました。

そこからなんだが、そんな布達を見ていると自分がめっちゃ心が躍ることに気づきました。

そして色んな物を縫い合わせて色んな色で
ちくちくちく・・・・ちくちくしたい衝動にかられ

一日一枚、小さな布達にちくちくするみたいな習慣が始まりました。
それが刺し子という縫い方としてあることも最近知りました。



ただ私は別に裁縫が得意なわけでもないため・・・・
昔の人のようにそれを使って、洋服を作ったり何か’物’に縫い変えたり、することが不得意。

ただちくちくしているその行為や’過程’が好きなんだということもやりながら実感


多分私本当なんでもそうなんだろうな・・・・・
何か形作ることはめっちゃ苦手・・・・いきなりそうするとできなくなるけど
そこを考えないで、ただちくちくしていいなら、気持ちは楽。

本当なら、これを何かに変えて形として使えるものにできたらいいなぁ~と思うけど
それは後になって出来るようになったらでいいや!ww


でもやっぱりやればやるほど、実際に、縫い合わせて作れるようになりたいな。
だれか、教えてくれるおばあちゃんいないだろうか・・・・。
昔は、布団や、着物をアップサイクルで、次へ次へと様々なものに作り直し
どんどんボロボロになる中、最後は雑巾、そしてボタンなどにも利用。
最後は、裂き織といってそんな布達を裂いて、再度また布に戻すという。
もう逆にこれがハイテクノロジーなんじゃないか!と思う素晴らしいことを
していたそう。
布にもどるんか~~い!まじすげ~じゃん!と本当感動しちゃう。

そんな事を知って余計、好きになってしまいました。

そんなことで、先日そんな古布や刺し子の野良着などを、
扱い主に海外などに発信&発送している会社と出会いました。

これも、たまたまおうちの片付けのお仕事をさせて頂いた時に、不用品として出てきた沢山の昔の布や、仕立て直した赤ちゃん用の服、ドテラ?などなど・・・・

もうちくちくと手縫いで穴の開いたところに端切れであてて、縫い合わせて
どんな布も最後まで使い切っているその様子が

それを刺している人や、ここに住んでいた家族や、人柄すべてが
なんだか、沢山のこと物語をもっているようで・・・。

見ているだけで私の心はなんとも言えない高揚感に満たされる感覚に陥りました。
色や素材や柄が違うものが繋ぎあわさったりしているその美的センスがなんだかたまらない。
もう今頭で思い浮かべるだけでも、めっちゃワクワクする。
なんなんだろうかこの気持ち。
本当もう全部素敵で最高!で美しくて可愛くてもうとにかく全部に拍手したいくらいなのだ。


ということで、そんな物たちをどうしても’捨てる’という行為には踏み出せず

だからといって誰が保持するのか。
私もすべてをどう活用できるのか分からない。

・・・・・・どうしよう・・・・と思ったときにふと前インスタグラムで、
穴の開いているような子供用の着物?をなんとも粋な感じで発信しているようなインスタがあったのを思い出して。


なんとなく、そこだったらこの価値を価値としてみなして、次へ繋げてくれるのかもしれない!と思い
思い切って連絡をしてみることに。


するとなんと、お隣の町に住んでいるとのこと!!!!びっくり!!



早速翌日来て頂きました。


こちらは、オンラインショップとして、主に海外に向けて発送されているとのことです。
そして、その後その中の一つはアメリカへと旅立たれたとのこと。
ゴミ袋に入って燃やされるかもだったものが、そんな旅に出て行ったことが
私はなんだかとても嬉しくなりました。

そして、この前はそのギャラリーにお邪魔させていただきました。


あぁ・・・・もう見ているだけでなんだかよだれが出てくるんじゃないかと思うくらい
様々な古布で作られたものたち。

とくにリメイクではなく、実際に当時作られたものたちだそう。

もうなんなんですか!本当このハイセンスな昔の人々は! 

写真撮るセンス無さ過ぎて
この空間の素敵さが全然とれてないじゃん・・・って今思ったけど、
もう本当もう素敵な空間で、
その中にこの前、仲間いりされていた子達をみて、ここに来れて良かったねぇ~と

そこにいる沢山の物たちにも

よかったねぇ~~~と、気持ちよいね~となでなでしたくなりました。

もともと、皆埃にまみれて、長い間忘れられていた子達だと思うんだ。
それがまた人の手に触れられる様になり、使われるのは
物だけが蘇るのではなく、それを当時作った人の気持ちなんかも良いエネルギーと変わり
その物を通してこの世にまた何か大切なことを教えてくれるような気がしてしまう。



手にとるもの一つ、ひとつ、奥様が丁寧にその時代や、当時の使われ方、生地についてなどなど
教えてくれました。
それを聞くと余計愛おしさがこみ上げる。
こうやって積み上げてきた情報をしっかり伝えから、価値として広げていけるんだろうなぁ~と
わたしのように’きゃわいい~~~~~!!!’だけとはやっぱ違うよなぁ~~~~と笑

これは東北の刺し子。
身分によって着れる枚数が決まっていた為、こうやって何度も糸を縫って少しでも暖かくしようとしてのが刺し子の始まりらしい。
それにしても、こうやってちゃんと模様にして縫うそんな厳しい環境の中でも、’美’のセンスを持ち合わせ、手で作り出す様子。もう本当心が揺さぶられます。


こちらは関西のものだそう。
関西は比較的、東北のように大変なところから生まれたわけではなく、もう少し美しさをそこに追求し作ったものが多いそうで、生地も良いものが使われていたそう。


あとこれ!手ぬぐいを縫い合わせて一枚のきものにしたもの。
なんだ~~~~このセンス!素敵過ぎるだろ!


それ以外にももう!本当なんじゃこりゃ~~~~!素敵過ぎるだろ!
もう皆抱きしめたい!もう大好き!
って思うものばかりで、ぜ~~~~んぶ広げて一枚ずつ見ながら
ず~~~~~と居たかったくらい笑

あ!あとこれは昔の生地台帳みたいなものらしい。
これ自分で作ってみるのも楽しそうだねっ♪て話もしました。

これはアイヌのもの!また独特だよな~!木の樹皮を織り込んだものもありました!


あぁ~~~~何なんだろう。
本当魂揺さぶられるってこんな感じ?なんでこんなうぉ~~~~~!ってなるのか自分でも
分からないんだけど、こんな事も
ここに来ないと知りえなかった、出会えなかった事なので本当有り難いなぁ~と思います。

隣のおばあちゃんに
こんなのがすてき~~~!というと。

あんたぁ~今はわざわざそんなもの着なくたって、いい服があるだろうよと。
それでも、いやぁこういうの使いたいなぁ~というと

いい服着すぎて、いい服に飽きたんかい??笑
って笑われたけど、

そうだよね、本当そうなんだろうね。

なんだか色々考えさせられました。


それでも、もっともっと知りたい布のこと、縫い方や歴史。
もっと触れてみたい!!!




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