シリーズ4”熱帯の贈与論”

こんにちわ!

良かった!
3日坊主気味の私、ちゃんと4回目を迎えれました(笑)
結構反響が良くて驚いております!

さて、現在シリーズものとして
’ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと’いう本を
読み進めようという勝手なコーナーをしております。(笑)

こちらの本→https://www.amazon.co.jp/dp/4750515329

途中からの方は下の方に前回の回まで飛べますので、
そちらからどうぞ!


さて、シリーズ4回目は
”熱帯の贈与論”です。

プナンでは『大きな男』 ’ビッグマン’と呼ばれる存在がいるそう。

その人は皆からの信頼も厚く、彼が狩りに行けとなれば皆行くし
何か争いがあれば彼の一言で収まる。

しかし、大抵その人は一番質素であり、誰よりもみすぼらしいふうですらあるそう。

何が他の男とは違うのか。

それは

”一番何も持っていない”という事だという。

与えられたものを、寛大な心ですぐさま他人に分け与える事を最も頻繁に実践する人物が、最も尊敬される。

そういう精神が強く、実際にそのような行動をしている者が
尊いと周りも認識し
自らそれぞれも、それが美徳であるという認識があるそう。

”ケチはよくない”という感覚があるのだという。

インディアン達や世界でも贈り物には’贈与の霊’がいると信じられているらしい。

頂いたモノには贈与の霊がいるから、それを自分の所で留めておくなんて事はなく
それは必要とする人の元へ手渡し、回していく、循環させていくという精神が
あるそう。

プナンでも贈与の霊とはわざわざ表わさないが
自然とその循環が成り立っている。

このビッグマンと呼ばれていた人がもし、欲にまみれ
自分の元だけに何かを保持しようとし始めるものなら

その立ち位置はなくなり、ビックマンではなくなるそう。

常に
話の締めくくりに、
欲しがる相手(他人)は常に自分を脅かす。
なぜなら、その他者はまた(自分)でもあるとも言えるから。
気付けば欲の渦に飲み込まれるが
そこから、無くてもいいになった瞬間、持たない事への快楽におぼれるのである。

そんな他者と自分の境目はなく、
その関係の中の小宇宙がその狭間を常に行ったり来たりする。

という様な事が書かれ、そしてそう、私は理解をしたけれど
何度か読み返しては、また元に戻るような、
なんだかもうグルグル回ってしまいそうな文で締めくくられていた。

どういう事が尊敬するという事なのか
そういう事を心で感じながら、言葉でなく、浸透している

でも、これは’人’である以上
いや、きっとこの地に今まさにいる物・者すべてが本来備えている感覚の様な気もする。

と何かそれっぽく書いたけど。
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この話を読みながら
私が今住む千葉県・長南町・・・・
ビッグマンだらけやん。と思った。(笑)

ビッグマン多すぎじゃん。と(笑)

特に田舎にいるとよくあると思うけど
ほれ、沢山取れたから野菜もってけ~とかさ
これ必要だろ?使ってねぇからあげるよ。

みたいな。事ってあると思うのですが。

それに限らず
なんかもう、なんでそんな与えるんすか?
なんでそんな優しいんすか?

と毎日そんなデカすぎる優しさに
感動しているわけなんですが。

でも、そういう事って
本来どんな日々の中にも
常にあるわけで、あとはそれに気づくだけな気もしています。

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最近0円市という試みをしています。
自分では使わなくなった物などを
各自で持ち寄って譲りあおうという
まさに正真正銘フリー(0円)マーケット

これが結構面白くて、
本当に物をきっかけに、素敵な出逢いが生まれたり
必要な人の所に必要な物が巡っていく様子が目の前で展開され
とにかく、なんだか全体的にニコニコな雰囲気になります。

この前もやったのですが、個人的な勝手な裏メニュー?としては
”手放す”という感覚の体験も含まれています。

それは、なんだか言葉で説明しにくいのですが

頭ではなく

体感すると

芽生える

”何か”があるんです。
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前回までの回は

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