カンタ！ティモール上映会

先日7月3日、このブログの読者さんOさんよりお誘いを受けて
カンタ！ティモールという映画を見てきました！

全く知らなかった映画なのですが、私の人生の中でも
こんな映画に出会ったことがない！
様々な面での衝撃がとても多い映画でした。

東ティモール独立へ向けての、歌を歌っている青年を中心に実際の現場での住民たちの声を
拾い集め、記録として残してくれています。
3人に一人がなくなったと言われている弾圧の時代
遠い昔ではなく、私が生まれている時代に起っている話であるにも関わらず
何も知りませんでした。

一見紛争、戦争に関しての映画となると
一般的な’戦争はよくない’’平和が大事’という事を伝える映画に思われがちですが

もちろんそこは根本的なものとして
その更に一歩先の解決方法
いや、むしろ本当の意味での根本的な解決方法を示してくれている
考えさせられる
そんな映画でした。

この東ティモールの方々が、弾圧されている中でも
報復をすることによって独立という平和への一歩を踏み出したのではなく

’対話’という武器を使ってきたこと

それはあまりにも、地道でそして沢山の痛みや悲しみを伴うが

悲しみという部分を体に心に大きく残しつつも
怒りという形で残さずにいる力

そして、なぜそんな感覚に保つことが出来たのか

それは、目に見えぬ
かつ何よりも偉大である自然に完全に身をゆだね、まさに自然と共に生きるという
感覚を忘れずに感じ続けてこれている本来の人間としての姿でいれているから

一言では語りつくせぬ程、考えさせられることが多く
涙をぬぐってもぬぐっても、心を平常にしようと何回もしても
溢れてくる心の奥の熱い波が何度も揺さぶられている感覚でした。

東ティモールの方々のどの方々の言葉も
ひとつひとつがすべて印象的でしたが

ひとつ印象的だった言葉

’平和は政策でもない
平和は演説でもない

平和は暮らしです’

東ティモールの方に私たちはどんな支援が出来ますか？の問いに
彼らは皆、自分の地域を良くしてください。それが巡りめぐって僕たちの平和に繋がるのですと
答えるそう。

戦争とはあまりにも、私たちには見えないあまりにも大きな組織や政府の損得で
利益や経済の為に生まれる。
それはもう大きすぎて、一人が止めてといっても彼らの耳にはすぐには
届かないかもしれない。聞こえていても心にも響かないかもしれない。

でも一人ひとりが、自分の身の回りを本来の意味で’生きる’’日々の仕事’に命を使えば変わる未来があるかもしれない、いや・・あるのだ。

見た後速攻何人かの人に見たことある？と聞くと
聞いた事はあるけど、見たことはない。という方が結構いたので
この機会に是非皆とシェアしたい！

こんな素敵な場に声をかけてくれたOさん、本当ありがとうございます！
初めて会ったとは思えぬほど、もう話したいことは沢山あり
話は尽きぬ状態で笑
もう胸いっぱいでございます。また近々会いましょう！
教えてくれたネイティブインディアンの教え、刺さりました！
泥棒がいたら、彼らはその泥棒が取ろうとしてしまった必要なものを与えるらしい。
困っていたら助ける。
その言葉の本当をやっている。