海の香りのする壁~漆喰~

家造り

~100の仕事が出来る百姓になりたい~
そんな思いから、動き始めた去年。
何故か。。。。。
’生きている’ということ’暮らしている’ということと、生活がどんどんかけ離れていっている
様な違和感を感じ始めたから。


地域の本物のお百姓様たちには到底叶いませんが

なぜか、今私の住む暮らしの周辺には
衣食住や自然との関わりに関する根本的な智慧や教え、方法
そういった事を愛をもって関わるプロたちが沢山います。

家づくり、米作り、森に関して・・・・

そんな日々は、私には知りたい事で溢れている旅の様である。

ド素人だからこその目線やとんちんかんな質問で、
なんで???なんで????なんでそうやんの?なんでそれ使うの?を使いまくって、

その奥に眠る愛おしさや温かさ、苦悩も、素晴らしさ、人生へのヒンなんかを拾い出して
ちゃんと現代の暮らしにも通じる’何か’を残しておきたい。


“本を読んで調べて”知るという方法をとらずにも
目の前に続々と巻き起こる様々な作業。

一つ一つのジャンルは違えど、
ひとつ学べば次のジャンルにも繋がっているという。
目の前で起こる実際の”行動”や”作業”の中から
学び取るこの、おぉ~~~~すげぇ!なるほど!とおもうこの感動は、何に役立つのだろうか。

“世界は素晴らしい”とのメッセージを叫び続けたい私にとって
こんな作業の中で見える素晴らしさもそのひとつ。

ガチな詳しい”説明”とか”方法”とかは・・・・
たぶんネットで検索したら出てくると思いますので
そういった”情報”をお求め方はそちらをご覧ください!(笑)

こちらは”すげぇ!!!!”という感動を共有したり、お伝えしたいと思います(笑)

そんなシリーズでお届けしていきたいと思います。

漆喰塗りを教えて頂く


友人のご実家の古民家が改修中とのこと。
今回は左官屋さんを呼んで、漆喰塗りの作業があるとのことで
有難い事に共に作業をさせて頂きました。


漆喰と名前は良く聞いたことあるけど、実際何なのか・・・・・。
よくわかっていない。
ましてや、塗った事もないのでどんな物なのかわからない。

今回
材料をこねる準備の段階から実際塗る作業の技まで、色々実際に作業をさせて頂きました。

な~~~~~にも事前知識のない私だからこその目線で(笑)
難しい言葉を一切ぬかして(使えないだけ)
初めて知った事を・・・♪

実際、作業をすると見えてくるからこそ、その凄さ!や奥深さ
プロへの敬意が爆上がりする。

漆喰とは

漆喰とは言えばわかりやすく言えば、現在の”ペンキ”の存在。

耐水性があるので使われる様になったらしい。

日本では、昔は土壁だけだった所がほとんどだが、

裕福な所はこの漆喰を塗る文化が始まっていったとのこと。

漆喰文化が今でも地域の風土と密接に繋がっているのがギリシャなどの、海に近いような場所とのこと。あのなんか、あるよね~イメージの白い壁みたいな建物たちね~

たぶんあ~いうやつなんじゃないかな?

オシャレな見た目の為ということではなく、必要だったから使っていたし、漆喰職人がやるとかではなく、主婦なども含め日常の家の作業として素人がやるものだったらしい。

材料

石灰

山側では石灰岩から石灰を

海側では、貝殻を焼いたものを砕いて石灰として使っていたとのこと。

ちなみに今回使ったのは、こちら。↓

麻の繊維

基本的に、繊維には麻を使うとのこと。

繊維が入る事により、”繋ぎ”の役目を果たす。

麻の繊維

海藻ノリ
ノリって海藻からつくれるんだ!ね!
今回はこちらのすでにパウダー状の物を投入。

海藻のり


でしたが、元々の作り方は、海藻(コンブなど)の出汁をとるように釜戸でグツグツ煮て
トロッとしたものを、広げた麻の繊維にどば~~~とかける。
それと、石灰を混ぜたものが→漆喰の材料となる

これ以外にも、質感や色味を変えたり状況に合わせて加える材料が変わったりするとのこと。
砂だったり藁だったり。

現代の漆喰とよばれる材料は、早く乾燥させるために人工ノリだったり
剝がれにくいようにと別の物をいれたりしている事が多いとのこと。

だけど食品衛生法などの様には、中身の表示をする必要がないため
”漆喰”として施工されることが多いとのこと。

安い、早い、壊れにくい
やっぱりそっちに流れて行ってしまう傾向にあるとのこと。
これは本当どの分野においても、聞くよね。
経済に傾くというか。

麻とノリをまぜたもの
それに、石灰をプラス

塗る

そして、いざ塗る作業。
プロの左官の世界ではコテを触れる様になるまではなんと、3年かかるとのこと。
それまでは下準備や材料をこねるなどの部分を徹底的に学ぶとのこと。

塗るにもコツがいる。


上手く動作をしないと、漆喰の’ネタ’が落ちてしまう。
シャッ!と勢いよくやるのがこつ。

角っこを塗る難しさ

漆喰は中の繊維が土台をつかむからこそ、くっつくという原理らしい。
だから今回の様に下が木の場合、この隙間にムニュっと漆喰が入り込むことが大事。
そのため、端の部分もムニュと入り込むように塗らないといけないんだけど
これが、まぁ・・・・・難しい。


先生が、これでこうでこう!とちゃっちゃっと目の前でやる手さばきに・・・・
なんだ・・・・それ。
惚れてまうやないかーーーーー!!!!

皆で塗りまくる!

あとはひたすら!塗る!

これがもーーー楽しい!!

ほのかに香る海の香り

まとめ


ということで、今回は漆喰の話でした。

一番感じたのは

これは私は出来ないからとか、自分の分野じゃないからとか
これは業者に頼めばいいからと
自らやらないで頼むことはいくらでも可能だと思います。

むしろ、頼んでやってもらう事もとても大事。

だけど少しでもこうやって自分の手でまずやってみると
余計、頼んでやってもらう時に、その価値がすごく体感できる。

プロへの感謝がすごくなる。

知らない世界を知れる。

今回は左官屋さんでしたが、今回の作業で
左官以外の様々なプロまじ本当、感謝っす!ブラボー!と叫びたくなった。


とにかくやってみることの、楽しさ。を強く感じました。


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