高度経済成長期
周りがどんどん町から出ていき、
カバンなんか持っちゃってねー
働きにいってね
ディスコでなんか踊っている
そんな中
おれは、まだここで
鍬を持って畔を塗っていたんだよ
そりゃー
なんとも
それは
なんとも言えない気持ちだったのよ
苦しいもんだったよ
と真っ黒の肌に
ニコニコした力強い顔
しっかりした足腰で
鎌を持つその姿は
私から
みると
ヒーローである。
彼の中に染み込んでいる
様々な生きる為の智慧は
本物で
カッコいい。
だけど
あの時、
その時を、
様々な時間を通り抜けてきた
あの時間があるからであろう。
だからといって
町にでた人々が
楽にしてたのかと
言えばそれも違うだろう。
きっと
その中でも、違う面において
逃げたい事に出くわす事だってあっただろう。
それぞれが、それぞれの場所で
色々な人生を体験しながら
一生懸命生きて、暮らしてきたから
今に繋がっていると思う。
だから、
また
お互いで
智慧を出し合いながら
支え合いながら
何か
新たな道を
共に
あるき出したいと
思っているし
ある気がして
しょうがない。
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