高田造園さんチームによる
古民家環境改善ワークショップというものに行ってきました。
なんとこちらも、長南町での開催なのです。
そんな場を提供して声をかけて頂いた施主さんにも感謝！
本当有り難い環境をいつも提供してもらってばっかりな私達です。
環境と家、そして暮らしの関係性がこんなに深く関っていたことを知らなかった
私にとってなんだか感動が大きすぎて
そしてあまりにも沢山の事柄や、理由が織り成しあってできている為
上手く説明ができないんだけど・・・・
自分が理解したもののメモとして書いておこうと思います。
まず昔の家々はちゃんと裏山との関係性を理解うえで生活が営まれていたよう。
崖の前の家は危ないと言われるけど
逆にその裏の山と絶妙なバランスを取ながら暮らすことで、自然にとっても
そのふもとで暮らす家族達にとっても住みやすい環境が作られていたそう。
だけど、今の建築方法がどんどん広がり始め、
とりあえずの目先のことで雨・水が溜まる→だったらU路工をはめて流してしまえ！
そうなると、何が起こるかというと、
もともとその土の場所に浸透して地中に水分を運んでいたのに
運べなくなって、奥のほうに水分と空気がいかなくなり
腐ったような土になってしまう。
そうすると、深く根を張って地面を守ってくれていた木達も
生きていられなくなり、その代わりに渇いた土地が比較的好きな竹たちがどんどん
増えてくる。
そうすると裏山は土を抑えておくことができなくなって
いわゆる土砂くずれという現象がおきる。
でもその行動じたいも自然が一生懸命空気をいれたり、
溜まってしまった水分や腐った土を外にだして
健全な状態に戻そうとする行動の表れなんだけど
人間はそれをみて、あぶないから
またそこをコンクリで固めてとりあえず止めておこうとする。
ということらしい！
その他にももうたーーーーーーーーくさんの要素が折り重なり
上手くできているんだと思うんだけど。
ということで今回は
そんな空気の流れや水の流れが滞った為に溜まった
へどろのような状態になってしまった土を出して
そしてそれを、ただ置いておくだけではなく、自然の力をお借りし
正常な状態で土に返っていくようにする作業とのこと
↑そういう作業なのだろうと私は理解
と言うことで、マウンド作りっていうのがあるらしい。
ここには土、竹炭、稲わら、小枝、草木、もみ殻くん炭（→もみ殻をいぶして炭にしたもの）
などなど・・・
を重ねていく。
周りに枝などを絡ませて（これをしがらみというらしい）いくと、
様々な菌たち、微生物たちが集まり、住処となってこのヘドロ状態になってしまった泥腐れを
正常な土に戻し、大地に帰っていき、むしろ良い土壌となり、そこに木々を植えれば
更に良き山へと戻り、水も大地に染み込んでいきやすく、空気も入っていきやすくなる。
そうすると、どんどん場全体がよくなり、裏山はもちろん、家の下や周りも
水が表面に溜まって家の土台が腐っていったりすることもなく、住みよい場所でいられる！
ということみたい！
（勉強中なので・・・・理解間違えていたらすみません・・・・笑）
ということでこの日は約50人程の方々が全国各地から集まり、高田さん指導の下
ぶわ～～～～～～～っと！どんどん、どんどん作業をしていく！！！
めっちゃみんな早い！すごい！笑
なんか皆が里山の事をおもい、身体いっぱい使って
土を掘ったり、運んだり、葉っぱさしたり、枝きったり
なんか分かんないけど、愛おしいぜ皆！と思った笑
人間よ！愛おしいぜ！
山よ！愛おしいぜ！見たいな笑
なんか私はその作業の様子を見ながら
ふと思ったの。
自然ってこの今やっている作業を、自然にやってくれていたんだ・・・・。
その作業を尽力で目でわかりやすく表そうとすると、これだけの人の手と労働が必要で・・・・。
まだまだ足りていないくらいかもしれないけど。
でも今こんな風に沢山の人々が集まり、
清清しい気持ちで何か一生懸命身体を使って気持ちよく活動することって
極端に減っているような気もする。
それとは間逆のこの場の空間。
この時の場の感じも皆どう見てもなんだか楽しそうなんだよね。
ということは、どんなに環境が壊れたとしても、それでも尚今度はこれを機に、
こうやって皆が集えるような、集って一緒にやらないと出来ないような場を
逆に与えてあげるよってことさえ考えて、させてくれているんじゃないかと
思って・・・・・
考えすぎ？いやでもそれくらい、それでも尚なんか与え続けてくれている気がして、
一人で勝手にそんな感動を感じておりました。
まぁ本来ならこんな沢山の人が立ち入らなくても、
古代からの日々の暮らしがそのままメンテナンスに繋がっていて
それが続いていっていればこういう大規模にやらなくてはならない事にはならないようなんですが。
翌日さらに作業を進めたようで、翌日も寄ってみましたが、
更にきもちのよ～～～い空間に変わっていました！
循環フェチとしては、もうすべてがぐるぐる回っているこの土の中での出来事は
もうたまらん！！！という感じでした。
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