【”紅”の驚愕の貴重さの生体験】

手作り

コミニティスクール
学校支援ボランティアとして、
長南町紅花染めの会の方達と共に
作業アシスタントとして授業に入らせて頂き、中学生と共に2回にわたり、
紅花染めを学んできました。

もう……すごいとしか、いえない。

紅花からは

95%の、黄色。
5%の、紅色。がとれます。

その紅を出すまでの、工程がもう凄すぎて。

手間の先にしか姿を、表さない言葉にならない感動にびっくり。

こうやって地域の事を、
地域の学生達と共に学びながら
関わる場があるのがなんと素晴らしく
恵まれているのだろうかと。

教えてくれた会の自分の親やおばあちゃん世代の皆様と

ボランティアで入った20~40代

そして更に下の10代。

その、三世代が
血が繋がらずとも繋げている様な様子に、
この、仕組みすごいな!と改めて。

紅花は元々長南町が昔からの生産地で、歴史も古く300年以上前の記述にも”長南の紅花”とかいてあるとのこと。

いやー
もう、本当すごいよー紅花さん。

そして、それを繋げようとする会の皆さんの心がまた、優しいんだなー本当。
貴重な体験ありがとうございました😭

生徒さんたちも、皆発想豊かに様々な模様を作り出していました!

一緒に絞り方を考えた生徒さん作。思いがけず丸ができあがった!


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そして、今回すごく感じた事をひとつ書いておきたい。

水仕事でもあるこの作業。
染めに入る前の事前の準備の方が長いのだが
水仕事を半日しながら・・・・・最初の水の冷たさにびっくしたが
だんだんと冷たさも和らぎ、少し胸がどきどきしだし、なんとなく熱くなってくる。
身体が一生懸命温めようとするんだなとなんだか身体で実感。

冬に水を使う台所仕事が、冷たくて冷たくて嫌なものだったけど
なんだか、”冬に水が冷たい”という当たり前ではあるけれどその事すら、
理にかなっており、私達の為でもあるような気がした。
私の中での水に対しての関わり方が、また少し変わるような感覚になった。

そして、ただただ同じ作業を繰り返すというこの”時間”の中に何かある気がしてたまらない。

”同じ”作業という、似た言葉が使われる工場などとやはり違うのは
その中でも少しづつ少しづつゆっくりと確実に”変化”していく様が
この、手の中で繰り広げられる神秘は”同じ作業を繰り返して生産する”というものとは
まったくもってかけ離れているものがある。

なんだか、その準備の時間を経た先のこの色は
なんとも言い表せぬ”愛”がそこにある気がした。

こういった物って言葉や形に表せない”愛”をどうにか形に表した結晶なのかもしれない。


生徒さん達にも、きっとこの紅花の会の方々の陰ながらのこの準備してものを使ったという事実の温もりと愛は、今はすぐに見えなくとも
心の奥のほうだったり、液につけたその指の隙間だったり、そういう所に少し残りつつ
いつか忘れかけた頃に、また違う形となって表し始めるような気がふとした。

最後の生徒さんからのお礼の挨拶があった。
その代表生徒さんが途中準備していた言葉を忘れてしまったようで、詰まってしまった。
先生がはい、じゃぁそれで大丈夫、と切り上げようとすると
いや、ちょっと待ってくださいと、途中で終わらせず、最後まで言い切った。
その部屋にいる全員に見られながら何を言うのだろうと注目されながら
発言をするというのは、とてつもなく緊張をすると思う。
その後、彼女の目には、人知れずこみ上げる抑えきれない涙が流れていた。
私には、その姿が余りにも美しい心に見えた。
その心の葛藤の純粋さが、とても美しかった。

言葉には表せない心の動きというのがある。
それは何が良い悪いではなくて、そんな言葉には書けない様々な心の経験という事を
味わう為に生まれてきた様にも感じる。

なんだか語ってしまったが、とても深い経験を私もさせて頂いた会でした。


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