山の改善に行ってきました・・・そこで得れる感覚とは現代社会に必要な事だらけ!

日々のこと

先日、同じ移住同期の町内のお友達が取得された
お家の周辺+裏山の”環境改善”の作業のお手伝いに行ってきました。

環境改善とは?


”改善作業”なんて聞くと、
堅苦しく(私は感じますがw 漢字が4つ並ぶだけでなんか難しそうに感じてしまう私。笑)


やっている事は、古来からやってきていること。
再度土の中を見直すということ。
祖先の方々がやってきたこと。



詳しい方法などは
”土中環境”という所に着目をして、活動されている高田 宏臣さんの本などを読んで頂ければと思います。


今回は、地球用務員として(なんて良い名前!)活動中の”ちょうさん”も来られており
一緒に山に入らせて頂きました。


篠竹で一帯を覆われていた山の入り口。
水や空気の流れが滞り、なんだか全体的に”止まっている”という様な場所を

少しづつ、切り開いていくのですが

その方法も、一気に切るのではなく、切ったものを上手くその場に収めつつ
場をよくしながら・・・・・と

すっごく丁寧に教えて頂きながら
もうなんだか色々作業しながら感動。

進めていった先にはなんと水の湧き出し口が現れて。

すっかり気持ちの良い場に変わっていきました。

なぜやるのか?

古民家や自然と暮らすという様な言葉が流行りだしている・・・?と思われる昨今。
暮らすというのは、それって本来どういうことなのだろうか?

自分の頭の中で理解している範囲で説明すると

家の位置する場所は、本来すべて理にかなっている。
暮らす上で、人間も植物も土地も全体的にそこにそうある意味がある。

特に山は人間が暮らしを営む上では必要不可欠なもので、
特に水の恩恵を強く受ける私達は、必ず山を背負って生きてこれていた。

そして、水以外にも食料調達や薪などのエネルギーの確保など

ありとあらゆる面でお世話になりまくっているのが、山や周辺の環境でした。

ということは自然発生的に山に入る機会も多くあり、活用され自然に日常の暮らしの営み=整備となっていた。

その為光や空気の流れが、山にも行き届いていた為、様々な植物が生きれる場にもなっていた。

しかし、時代の流れと共に杉を植えよう!!!!という呼びかけが盛んになり
政府からも補助金や苗木が配られ、皆将来の為に!と一生懸命植えた時代があったよう。

それに加え、ガスや水道なども設備が整い
ひねれば出る。というとても有難く便利になっていく。
食料もスーパーに行けば豊富にそろう。

お金を捻出するために、会社に行きお金を稼ぐ。

その為、山に入る必要もなくなり
人工的に杉が増えてしまい、
イノシシのエサとなるどんぐり等も減る一方。

そして今・・・イノシシの被害に困っている人間。


と・・・・まぁ色々要因は随所に隠れているわけなんです。

その根本的な解決方法として、土中の環境を整えるという行動があるわけなんですね。
繋がりを戻していく。みたいな。

 

環境をよくしよう!って事だけが目的ではない。得れる”感覚”とは?

これは私の個人的見解ですが、
なんでこれやるかなんだけどね・・・・・。

正直”環境を守ろう!”というそういう概念や
その部分だけでの喜びとしてやっているわけではありません。


今の現代の悩みとか、問題の発生原因ってね
’繋がり’の繋がり感が実感として湧かないからなんじゃないかと思っています。

仕事をしても、これが何の為なのか
学校にしても、これが何に繋がるのか
暮らしにしても、どうこれが’生きる’と直結している行動なのだろうか?と


形は見えないけど、どう何と何が繋がっているのか

”蛇口を捻れば水が出る”
”スイッチ押せば火が付く”

どんどん便利になっていく世の中で、何が何に繋がっているのか
見えづらくなってきている気がします。

だけど、本当の喜びや愛おしい感覚
自分がここにいるという確信は
その繋がりを感じている瞬間、瞬間に無意識に感じるものなんじゃないかと思うのです。


その一つの感覚を呼び起こすものとして、
山に入ったりして、例え小さな穴を土に開けるだけでも
辿っていけば、繋がりを味わえばそれは、自分達の飲む水へとつながり
あっ暮らしに繋がっているんだという腑に落ちる感覚が生まれたり。

あっこれって、これに繋がってるんだ!
すげ~~~~~~!!!っていう事が作業をしていると何度も湧き上がります。


そう”生きるという実感の感覚を呼び起こす”
そういうひとつのきっかけや、実感、体感。
そんな部分に繋がる様な気がしています。


そして、こういう作業をしていると必ず生まれるのが
人との”繋がり”でもあります。

”結い”という言葉を聞いた事がある方もいらっしゃるかもしれませんが
単独では到底出来ない事が沢山あります。

今でもこの地域では、部落ごとに地域の草刈りなどの作業が盛んにおこなわれていますが
都会でだって、町内会やお祭りの実行委員などなど
一人ではなく地域でやる”作業”というのが今でも残っていると思います。


今回の山での作業、合計で約10名程で行いましたが
それも結いです。

結いの作業には、必ずコミュニケーションが生まれます。
必ず出会いがあります。交流があります。助け合いがあります。繋がりがあります。

本来は”山を改善しよう”という目的かもしれませんが

それが達成できることだけが、目的ではないのです。

何かをしたい場合、”協力”しないと出来ない様な生物が私達”人間”だと思うのです。
そして、こういった作業をしているとそれは”人間”だけでなく
地球が皆で、協力して出来ているんだなと実感が湧き上がるのです。

それは
頭で考えることじゃなくて、感じることなのです。


そういう感覚を呼び起こすひとつのきっかけとして
こういった作業は、最適!なんじゃないかと思っているのです。

その感覚が呼び起こされれば、日常の生活もガラッと変わると思っています。

そこでがっつり自然の中に飛び込め!ということではないです。
色んな場面での繋がりに気づける自分に”変わる”と思うのです。

そうすると、なぁ~~んだ!
こういう事か!と生きることに関してなんともしっくり
府に落ちるのです。

山の問題でいうと”荒れている”と言われる山や
杉だらけになってしまったと言われる”問題”の数々
その他、もうありとあらゆる”問題”として浮上している事柄
その全てにおいて今の時代は
私達で”協力”して再度行動していく事が求められている様にも感じますが

なんなら、逆に・・・・
そういう皆で”協力”するきっかけを今この時に作ってくれているんだ!とすら
最近思うわけで。

なんかそれすら”ありがとう地球、ありがとう先祖様” と
ネガティブ問題というより、ポジティブ問題!と捉えている私がいるのです。

そんな機会が欲しい方・・・

という様に
その”結い”という作業。から得れる事は数えきれない程ありまして。


あのね、本当何回もいうけど
別に良いのよ。
環境を守ろう!っていうなんか”良い子ちゃんの活動”みたいな事じゃないのよ(笑)

ただ暮らしていることと、自分の行動が
なにかひとつでも繋がっている瞬間をまずひとつでも感じると

ぱぁ!と開ける事が沢山あるわけで。


日常的にそんな感覚を無意識に持ち合わせている地域の方々を
私達はとても尊敬しており

この地で、学びながらも私達自身も体感させて頂いているわけです。



ということで、そんな感覚を味わえる作業を
色々企画したりしている一つの活動がありまして。


現在”さと結”(さとゆい)という名前で、
同じような思いを持つ仲間たちが集まって活動をしています。
現在や耕作放棄地の再生や、今回の様な山の改善作業
私の大好きな火を使った竹炭づくりや、焼き杭作り・・・
古民家再生や、小屋づくり・・・・・

もうその都度様々なアイディアが出され、動いているわけです。
もしご参加されたい方がいらっしゃれば、こちらのfacebookページをチェック。
最新イベントはこちら~
https://www.facebook.com/events/1596026054168199/?ref=newsfeed



そして、私達夫婦も
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まずは”繋がる”から始めてみませんか?
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