柿。
96歳のSさんが、
登ってとった柿。
脚が痛いといっていた。
いつもは杖をついていらっしゃる。
なのに
いきなり
木に登りだした。
驚いた。ヒヤヒヤした。
けど、降りてきてーと叫ぶ私に
俺、木登り得意だから。と
心は行動に表れる。
誰かの為にと思う時の瞬間的で爆発的な
パワーとは何なんだろう。
ゆっくり降りてきて
ほれこれ持って帰りな。と
薄暗い夕方の時間。
泣けた。
ありがとう。
また柿とりにおいでと、
車がでるまで
見送ってくれるSさん。
多分この町には
見えるタイプの妖精が沢山いる。
皆ずーーーーーーっと、いてくれたらいいのにな。と思う。
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