鴨川 <小さな地球>天水棚田の田植えへ

百姓
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先日、鴨川にて天水棚田自然酒の会の田植えがあるというので、
さっちゃん(長南町地域おこし協力隊)に誘って頂き、長南町の仲間たちと共に行ってきました。


この自然酒の会とは、この棚田で作ったお米を寺田本家さんという酒造所でお酒へと活用し、
その活動等に賛同する会員さんたちと共に、米作りを行い
棚田の原風景を守っていこうと実際に形にされている場です。

林良樹さんという方が、そんな場をどんどん広げ今では、その他にも棚田での米作りを通して
無印良品との共同の活動や、各大学との連携、都市と田舎をつなぐ。
などなど様々な活動を通して、現在約30枚の棚田の田んぼを、天水(雨水、山水)のみで
米作りをされている場とのこと。

まさに原風景!!!!



そんな事を実際に、行っている場があると聞き、きっと今後私たちが今やってみようと思っていることのアイディアや、ヒント、方法がみえてくるかもと思い行ってきたのです。

萱葺きも復活中!坂をあがると出迎えてくれる古民家


田植え開始より、本当に丁寧に教えてくれる良樹さん。
なんだか心がふぁ~~~とペースがゆっくりになれる感覚がありました。
それでは、入りましょうね~という感じで、皆さんと共に田植え。
午前と午後とやりまして、3枚の田んぼを植えることができました。

準備体操してからスタート
きれいに植えれました!
古民家前にあるかまど
おうちの中もとてもきもちの良い空間でした

田植え後、思いもかけずスライドショー等を使いながら、
この’小さな地球’での活動のことや
良樹さんの今に至る経緯や、今やっていること、今後やりたいこと等
お話しをして頂き、その後はその周辺の棚田オフィスや宿泊が可能な‘古民家したさん’なども案内してくれました。



あまりにも、今私たちが頭に思い浮かべていた事をわかりやすく
言葉として、表して伝えてくれた事。
そして、それでもよいんだという安心感と
常にただ、感じること。そして、そんな思い描く世界や暮らしは可能だと思って良いということ。

生きるとはそれ自体がアートだということ
この棚田も先人たちが作った彫刻であり、
人間の手足ともともとの自然とが共に手を取り合えていたという事実である
この風景とは自分の体であり、自分自身だということ。

みんなで田植え



淡々とそしてにこやかに語るその姿、その中に秘めた熱をそんな優しさを感じ
とても実りある一日を味わせて頂きました。

棚田を見下ろす棚田オフィス


そこからの風景


願う世界を、実現してみたいと思うことを実際に目に見える形で、みせて頂けるのは
とても有り難いことです。

そして、それはきっとその土地土地、その地域の人々、その田ごと、その土ごと
その場でしか、その地域だからこそ残せないもの、伝えられないこと
繋げられる人、それぞれの個性と使命があるとおもう

–すべての答えは日本の里山にある—

そんな事も話していたように思うが、私も本当にそう思う。



長南町の里山からも、この地域でしか広げられない
世界平和へのヒントを広げれるんじゃないか

台風で一度飛んでしまった萱葺き、再度再生の予定とのこと
蔵を素敵なギャラリーとして活用


本気で私はそんな可能性があるんじゃないかと思う。
それはどの場所からでも、可能であるからこそ、
今の自分は、今いるこの場で
この土地から、人から教えていただきたい、伝えていきたい、繋いでいきたい。
‘日本の里山’にはそんなヒントが沢山あると思う。


帰ってくると、すでに21時過ぎ
朝8時に出発して丸一日があっという間。

だけれでも、気持ちの良い疲労感につつまれるわけです。

以前、仲間と共に開催したワークショップ等でも他県から来られる方々もいらっしゃった。

あーこうやって時間をかけて、遠くでも車できていた方々がいるんだなぁと実感する。

今後、様々な企画等を開催することになったと時には、
今私たちが心で受け取った様に、参加したあとに
楽しい!気持ちよい!はもちろんのこと(それが一番)
何だか心が温かい、何かを持ち帰れる様な、一言では表せないけど
今後に繋がるようなそんな企画や、一日になったらよいねと。
帰りの道中で話しながら


良き意味でクタクタで帰ってきました笑

運転をしてくれたさっちゃんは
5年ほど前から様々な場へ足を運び体験等の参加をしてきたそう。
その時は、周囲に同じような事に関心をもって一緒に参加してくれる方がなかなかいない中、
一人でもどんな所でも通っていたとのこと。

その話を聞いて、その時の行動があったからこそ
こうやって私たちのように何かを探しているときに、
必要な情報をベストなタイミングで繋げてくれて、そして共に共有できた。
人や場所すべて。それがとても有り難いことでした。

それも、その時その時に今の自分ができることを一生懸命動いてきたおかげでもあると思うし、
それは何にでも通じることなんだと思った。

その下にある’古民家した’のキッチンにて


今の行動が今すぐに結果として現れなくても

これが何に繋がりるのかもみえず、はがゆくても
それでもなぜか、自然に身体が動いてしまう日々の行動の連続や
悩みも葛藤も、感じたままに動いてみてみる行動の勇気のその先も、
動けない日々のもがきの時期も全て

必ず数年後、いやそれは自分でも忘れかけたぐらい、
いや自分が命を全うし死ぬ時、もしくは死んでからかもしれない

それでも必ず意味のないことは一つとしてなく、そして不可能なことはないと


良樹さんの様々な言葉より共感、心が動いた言葉、実感すること


所有から共有へ
できない理由を探すよりできる理由を探す
誰にでもわかり易い言葉で(子供、おじいちゃん、企業、大学)
アート、暮らし、生きていく
作物を作って売るから→体験を
とにかくやってみる、失敗はないから
メッセンジャーが現る
自我を消す
みんなでこの風景を作る→風景の一部、そのもの
今、昔、未来みんなでこの場を持っている
未来から借りている場

あと、そう!

この家がある丘からは棚田の風景や、海が見渡せる場がある
そんな場に皆で立ちながら話した。とても気持ちが良い場所だった。



結局は、こうあってほしい、OOを作りたい、こんな思いを広めたい
いろいろあるけど

結局のところ気持ちよければよいのだ。

気持ちよいと感じれば、自然と勝手にそれは広まるのだ

わざわざ口で、そうあるべきの理由や意味を言わなくても

気持ちの良い風が心に吹けば、勝手にその風と心が共鳴して
そんな事につながっていくのだ。

だから気持ちよいと感じやすい場があることだ大事だなと
どんな作業も、この作業の意味も、どう繋がっているのかの知識も
それよりもまずは、気持ちよさなんだろうなぁと

棚田オフィスにて

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